ツバサ太郎の映画の感想チラシの裏

映画の感想を書いています。あくまで私ツバサ太郎の感想です。また、ネタバレを含むこともあります。

Hauptharmonieのアルバム良すぎて持病のしゃっくりが始まると1時間くらいツラいやつが治りました

ヒクッ!!

なんだ・・・またしゃっくりか・・・と悩んでいるそこのあなた!!!そんなあなたにお勧めしたい今回の商品は水です。水を飲んだらしゃっくりは治る。頑張れ!!!!

頑張れ!!!!!

ん?水?水と言ったら・・・アイドル?あの透明感は・・・アイドル???あ!アイドルと言えば今Hauptharmonieというアイドルグループがめちゃくちゃアツいんだよ。どのくらいアツいかって、まあ電子レンジだよ。電子レンジくらいアツい!!!!すごい!!電子レンジのアツさが伝わらない人は試しに温めたいものをいれて「温める」のボタンを押してくれ。きっと「温かく」なるはず。電子レンジすげえ。

そんなことどうでもいいんだよ!!!!

まじで。電子レンジのすごさとか心底どうでもいい。大学生の彼女とか彼氏付き合って3か月ツイートくらいどうでもいい。私は今ひたすらHauptharmonieのアルバムのここが良かった。ここがすごかったっていうのを伝えたい。語りあいたい。まじで良かったんだよ。アルバムのタイトル読めないけど。 

 

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スタートダッシュうますぎ

すさまじい。まさに今のアイドルシーンに対する皮肉であり、アイドルとしての叫びだったりが込められていて。かつ、色々あった(小川花ちゃんがいなくなってつらすぎ問題だったり)Hauptharmonieだからこそ説得力だったりが混ざっていてすげえ曲になってる。こんなんアルバムの一曲目に持ってくるのズルでしょ。

ゴシップやギミックやスキャンダルや炎上とかさぁ だったら音楽じゃなくていーじゃん。アイドルじゃなくていーじゃん。ってね?思ってたりしたんだよ~・・・だがしかし!!そういうのもあるんだね~・・・いつのまにか渦と炎のど真ん中だよマジw

という歌詞。新メンバーの茅ヶ崎りこが歌ってる(語ってる)部分なんだけどここの魅力がほんとすごい。Hauptharmonieが行儀よく音楽に楽しむアイドルとしてやっていたが、自分たちも周りのアイドルのようにスキャンダル等でメンバーが辞めたり、それこそ炎と渦のど真ん中という状況になっていたことを言えてる。そこも魅力の一つだが、それは旧メンバーに歌わせた方がいいのでは?と思わない??思って。思わなくても思って。思わないと言われたら話が進まないんだよ。これを新メンバーに歌わせた意図に、「炎と渦のど真ん中」に二つの意味を持たせるためだと思う。一つは上記の通りHauptharmonieというアイドルグループがアイドル業界の沼に触れ始めた、ということ。そしてもう一つは新メンバーがHauptharmonieという沼にはまりこんでいった、ということ。こういったことできるあたり制作陣頭いい。

そしてここからの曲順。BUDDY→Kidnapper Blues~人攫いの憂鬱~→パラレルワープ。いやなんだよこれ、良すぎかよって。めちゃくちゃテンション上がるよね。「人攫いの憂鬱」ってワードのセンスもさることながら「人攫い」は誰なのかって考えるのも面白くて良い。メンバーたちをアイドル業界に連れ込んだ運営が「人攫い」なのか。それともヲタクたちをアイドルに夢中にさせてるメンバーたちが「人攫い」なのか。あと、パラレルワープの茅ヶ崎が歌う「ぱられるわーぱられりゅわーぱられりゅわー」って感じめちゃくちゃ好き。

 

中盤良すぎ

私は特にトゥー・スウィート・トゥー・リブ→きらり→シャンパンゴールド・トワイライト・ラグゼ(erneutes)→Old Gaffer`s Confessionという流れが好き。トゥースウィート(略)からのきらりでアイドルの儚さや虚無感だったりを演出させて、それからシャンパンゴールド(略)を聴かせる。それだけでもすげえいいなぁってなるのにそこからのOld(略)だよ。このこのまましんみり16曲終わったりすると、一回聴いたらもう一回は聴きづらいアルバムになってたんだろうなと思う。正直このままのテンションで続くと結構だるくなってしまう。だがしかーし!ここでOldが来ることによって爆発感がすごい。しんみりさせて、曲を聴かせてからのこのかっこいい曲が来るのか!!最高!!!ってなる。素晴らしい。本当に好き。

あと、きらりの

「儚さは輝き」なんて怖いなぁ・・・

という歌詞がめちゃくちゃ好き、ということを別の記事で書いたのでよろしくお願いしますっていう露骨な宣伝をしたいんですが、いいですかね。

 

iridol.hatenablog.com

 

終盤のソプラノ・オーバードライブから漂う「みんなのうた」感

ここまでアルバムを通して現代的なアイドルソングではないような曲を聴かせてきたところでソプラノ・オーバードライブという必殺の曲を持ってくることによって、「待ってたよ!!!」という気持ちにヲタクをさせる。本当頭いいアルバムだなって思うと同時にめっちゃテンション上がるよね。一番で旧メンバーに歌う歌詞が、

欠けてしまう星座を眺めるばかり立ち竦んでたあたしでごめんね

この声は嗄れない 歌い続ける

なんだけどこれを歌わせるのずるくない?こんなん泣いちゃうじゃないかと。欠けてしまう星座とはもちろんメンバーが抜けていく様のことを言っていて、それを「眺めるばかり」という言い方をした後の罪悪感を表現してるのとか、胸が苦しくなる。それはきらりとかでアイドルの儚さを残してることによっても加速させられる。

そこからの二番を新メンバー。

ふりだしには戻さない あたしも歌う

という歌詞を歌うんだけど、これがもう泣けて仕方ない。旧メンバーが感じてた罪悪感や孤独感を無かったことにするんじゃなく、「あたしも歌う」ということによって「ともに背負っていく」というニュアンスにさせてるのがこれまた泣けて仕方ない。もうすごい。これはヲタクも支えたくなる。一緒に歌いたくなる。あれだよ、打ち切り漫画の最終回みたいな。「俺たちもいるぞ」感。大好き。オーバードライブって叫ぶと気持ちよさそうだよね。

ソプラノ・・・オーバードラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイブ!!!!!!!!!!!!!

youtu.be

 

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